【CPU:基礎知識】CPUとは?CPUの種類や世代を解説。

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【CPU:基礎知識】CPUとは?CPUの種類や世代を解説。

こんにちは!パソコン歴20年以上のセミクタです。

コンピューターを使っているとき、CPUという言葉を聞いたことがありませんでしょうか?

CPUとは、コンピュータの中心部のパーツで、パソコンの性能がCPUの性能によって大きくかわります。

本記事ではCPUの基礎知識と選び方などを詳しく解説していきます。

目次

CPU(Central Processing Unit(中央処理装置))とは

パソコンを使うときに、私たちがやりたいことを指示すると、パソコンはその指示を実行します。しかし、パソコンは自分で考えたり判断したりすることができないので、指示されたことを順番に実行することで、私たちが欲しい結果を出してくれます。

その指示を実行するのが、CPUというパーツです。CPUは、パソコンの中心部にあって、指示を実行することで、私たちがやりたいことを実現するための計算や処理を行います。つまり、CPUがなければ、コンピューターは私たちの指示を実行することができなくなってしまいます。

たとえば、私たちがゲームをプレイするときには、CPUがゲームの処理を行い、画面に表示されるキャラクターや動きを制御してくれます。また、私たちが文章を書くときには、CPUが文字の表示や保存を行ってくれます。

CPUは、コンピューターにおいて非常に重要な役割を担っているパーツになります。

コアとは?


CPUは、コンピュータ内でプログラムを実行するための中心的な部品です。CPUは多くの小さなパーツで構成されており、その中でも特に重要なのが「コア」と呼ばれる部分です。

コアは、CPU内部で実際に命令を処理する部分であり、それぞれが独立して動作します。1つのCPUには、1つ以上のコアがあります。コアが多いCPUは、同時に複数のタスクを処理することができるため、高速な処理が可能です。

例えば、1つのコアしか持たないCPUは、1つのタスクを処理することしかできません。しかし、2つのコアを持つCPUなら、同時に2つのタスクを処理できます。さらに、4つのコアを持つCPUなら、同時に4つのタスクを処理できます。

つまり、コアが多いCPUほど、複数のタスクを同時に処理できるため、より高速な処理が可能になります。ただし、コアが多いCPUは、コストも高くなるため、必要な性能に合わせて選択する必要があります。

スレッドとは?

CPU(Central Processing Unit)は、コンピュータの中心的な部品で、計算や処理を行う役割を担っています。CPUには複数のスレッドと呼ばれる処理単位があります。スレッドは、CPUが同時に処理できるタスクの数を決定する重要な要素の一つです。

コアとは、CPU内部にある個々のプロセッサのことです。一般的に、コアの数が多いほど、CPUはより高速に動作することができます。コアが増えることで、同時に複数のタスクを処理できるようになります。

一方、スレッドは、コア内部で処理を行うための単位です。コアは、複数のスレッドを同時に処理することができます。スレッド数が多いほど、CPUはより多くのタスクを同時に処理できます。スレッド数が多いことで、マルチタスキングがスムーズに行えるようになります。

例えば、あるCPUが2つのコアと4つのスレッドを持っている場合、このCPUは最大2つのタスクを同時に処理できます。しかし、それぞれのコアは最大2つのスレッドを同時に処理できるため、合計で最大4つのタスクを同時に処理できます。

簡単にまとめると、コアはCPUのプロセッサで、スレッドは処理単位です。コアの数が多いほど、CPUはより高速に動作し、スレッド数が多いほど、CPUはより多くのタスクを同時に処理できます。

CPUの種類と表示

CPUには、インテル(Intel)やAMD(Advanced Micro Devices)などのメーカーが製造している製品があります。インテルのCPUはx86アーキテクチャを採用し、AMDのCPUはx86アーキテクチャの一種であるAMD64(x86-64)アーキテクチャを採用しています。両社のCPUには、クロック数やコア数、スレッド数などの仕様が異なります。

インテル(Intel)のCPU

インテルのCPUには、Core i3、Core i5、Core i7、Core i9などのシリーズがあり、それぞれに性能の違いがあります。Core i3は低価格でありながら十分な性能を持ち、Core i9は高性能なマルチタスクに向いたCPUです。

例えば、「Intel Core i5-13400F 2.5GHz 10C/16TH」というCPUの場合、以下のようになります。

名称意味説明
Intelメーカー名「Intel」というメーカー名
Coreブランド名「Core」というブランド名
i5グレードi5のグレードでi3, i5, i7, i9の種類があり、
番号が大きくなるにつれて高性能となる
13400プロセッサ名一般的には世代(13の部分)と
性能を示す番号(400)を表すものである
F接尾CPUのタイプ
2.5GHz動作周波数CPUの処理速度のこと
10Cコア数データを処理する小さなチップ数
(多いとたくさん計算できる)
16THスレッド数コア内の作業場所の数
(多いと同時にデータ処理できる)

AMD(Advanced Micro Devices)のCPU

AMDのCPUには、Ryzen 3、Ryzen 5、Ryzen 7、Ryzen 9などのシリーズがあり、それぞれに性能の違いがあります。Ryzen 3は低価格でありながら十分な性能を持ち、Ryzen 9は高性能なマルチタスクに向いたCPUです。

例えば、「AMD Ryzen7-5700G 3.8GHz 8C/16TH」というCPUの場合、以下のようになります。

名称意味説明
AMDメーカー名「Intel」というメーカー名
Ryzenブランド名「Core」というブランド名
7グレード5のグレードで3, 5, 7, 9の種類があり、
番号が大きくなるにつれて高性能となる
5700プロセッサ名一般的には世代(5の部分)と
性能を示す番号(700)を表すものである
G接尾CPUのタイプ
2.5GHz動作周波数CPUの処理速度のこと
8Cコア数データを処理する小さなチップ数
(多いとたくさん計算できる)
16THスレッド数コア内の作業場所の数
(多いと同時にデータ処理できる)

CPUの世代

CPUには、時代によって世代が分かれています。新しい世代のCPUは、古い世代のCPUよりも性能が高く、処理速度が速いです。

最近のCPUの世代は、第12世代や第13世代などがあります。これらのCPUは、高性能な処理が可能で、ゲームや動画編集などにも対応しています。また、省エネルギーで動作するため、バッテリー駆動時間が長くなるなど、携帯性にも優れています。

一方で、古いCPUの世代には、第4世代や第5世代などがあります。これらのCPUは、最新のCPUと比べると性能が劣るため、最新のゲームやアプリケーションを快適に動作させることができないことがあります。

まとめ

CPUについて、種類や世代などを解説しました。

CPUはコンピューターにおいて、プログラムの実行や演算処理、データの取り扱いなど、重要な役割を担っています。

インテルやAMDなどのメーカーが製造しており、それぞれにクロック数やコア数、スレッド数などの仕様が異なります。

CPUを選ぶ際には、自分がどのような用途で使うのかによって、必要な性能が変わってきます。また、マザーボードとの互換性も確認する必要のでセットで選ぶことをお勧めします。

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