こんにちは!パソコン歴20年以上のセミクタです。
PCケースについてご存じでしょうか?
PCケースはPC部品を収納する箱だと思われるかもしれませんが、それ以上の機能を持っています。
本記事では以下の内容で、PCケースの基礎知識を解説します。
PCケースとは
PCケースは、PCの部品を収納するもので、システムの性能、冷却、ノイズレベルに影響を与えます。
PCケースのフォームファクターは、PCケースの形状、サイズ、レイアウト設計を決定し、どのようなマザーボードやパーツを扱うことができるかを決めます。
マザーボードは一般的にはATX、Micro-ATX、Mini-ITXがあります。
マザーボードのフォームファクターがケースのフォームファクターと一致しない場合、すべてを収めるのが難しくなるため、正しいフォームファクターを選択することが重要です。
パソコンで用いるフォームファクタとは、マザーボード(主基板)の仕様について規格のことを指し、一般的には筐体や部品、端子などの形状や寸法、配置といった物理的な要素に関する仕様や規格のことを言います。
PCケースの冷却システム
PCケースの冷却システムは大まかに空冷と水冷の2種類が存在します。
1番発熱する部品はCPUになりますので、CPUを冷却するのが空冷か水冷かを決める必要があります。
一般的には空冷を用いることが多いですが、CPUのオーバークロックをする場合や長時間使用する場合には水冷とした方が良い場合もあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
空冷
基本的なファンで、ケースから熱風を吹き出し、新鮮な冷気を取り入れます。空冷は、ファンが冷たい空気を取り込み、熱い空気を排出する単純なプロセスです。
空冷の特徴としては以下の通りで、安価でメンテナンスが簡単である一方、ファンの音がうるさかったり、外気温が暑いと十分に冷やすことができず、パフォーマンスが低下してしまう可能性があります。
空冷の | メリット空冷のデメリット |
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必要十分な冷却性能を提供 メンテナンスが簡単で、故障のリスクが低い 構造が簡単で価格が安価 | ファンの音がうるさい場合がある 暑い場所だとパフォーマンスが低下する オーバークロックすると冷却性能不足 |
水冷
水冷は液体冷却剤を使用して冷却します。
部品のホットスポット上を走るチューブを介して液体冷却剤を送るポンプがあり、液体冷却剤はラジエーターを通って流れ、そこで冷却されてシステムに再び入り、冷却作業を続けます。
水冷の特徴としては空冷に比べ、冷却性能に優れており、騒音も小さいです。しかし一方で、高価であることや冷却剤が漏れてしまったときに部品が故障してしまうというリスクがあります。
水冷のメリット | 水冷のデメリット |
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高負荷時にも高い冷却性能を発揮 騒音が低いため、より静かな動作 オーバークロックしても安定したパフォーマンスを発揮 | 構造が複雑で、高価 水冷装置のメンテナンスが必要であり、故障のリスクが高い 水冷装置による漏れや故障が発生すると、大きなダメージを与える可能性 |
PCケースの選び方のポイント
PCケースを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。
- マザーボードに合わせたサイズを選ぶこと
- 冷却性能に応じたファンやラジエーターを選ぶこと
- デザインや機能に合わせたものを選ぶこと
- 耐久性の高いものを選ぶこと
- 予算に合わせたものを選ぶことリスト
以上が、PCケースに関する記事の概要となります。
PCケースは、パソコンの部品を保護し、冷却するために欠かせない部品であるため、自分に最適なPCケースを選ぶことが重要です。
まとめ
フォーム ファクター、マザーボードの種類、冷却システムなどのPC ケースの基本的な側面について説明しました。
PC ケースを選択する際は、互換性、サイズ、エアフローと冷却のオプション、および外観を常に考慮することを忘れないでことが重要です。
簡単に言うと、適切な PC ケースを選択することは、コンピューター コンポーネントを効率的に収納して保護し、過熱を防ぎ、最適なパフォーマンスを確保するために不可欠です。
あなたの PC のニーズに合ったケースを選んで、快適なコンピューティングをお楽しみください!