こんにちは。セミクタです。
今回は2024年10月2日にサービスを開始したスローン・アンド・リバティ(Throne and Liberty)について、レビューをしていきます。この作品は当初、リネージュエターナルと呼称していたので、今でもその名残がネットで散見されますが、スローン・アンド・リバティが正式名称になります。
本作品がどのようなゲームで、どのような特徴があり、どのような方がオススメなのかなどをソロゲーマーの視点から解説していきます。
スローン・アンド・リバティの概要
基本情報
タイトル | スローン・アンド・リバティ(Throne and Liberty) |
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開発/運営会社 | 開発:NCSOFT 運営:Amazon Games |
リリース時期 | 2025年10月2日 |
料金形態 | アイテム課金制(プレイは基本無料) |
ジャンル | オープンワールドMMORPG |
キャラクター作成 | 決まったものはなく、自由に大変細かく作成可能 写真からの生成も可能になってます |
『スローン・アンド・リバティ』は、韓国のNCSOFTが開発し、Amazon Gamesが国内向けにサービスを提供する基本プレイ無料のMMORPGです。2024年10月2日にPC、PS5、Xbox Series 向けに正式リリースされ、クロスプレイにも対応しています。キャラクター作成も大変細かく作成することができ、写真からの生成も可能になっています。
簡単に言うとどんなゲームか?
レベルはほぼ飾りのような存在で、実際の強さは装備のレベルや強化によって左右されます。多彩な武器を駆使しながら自分なりの戦闘スタイルを磨き、PvEやPvPでの戦いを楽しむことが本作の醍醐味です。生産コンテンツやハウジング要素も実装されていますが、自由度はまだ低めで、今後のアップデートによる拡張が期待されます。
ソロプレイは可能か?
『スローン・アンド・リバティ』は、ソロプレイでも楽しめるメインストーリーやクエストが用意されています。ただし、ギルドレイドや攻城戦、ダンジョンなどの一部コンテンツはパーティへの参加が必要となるため、完全なソロプレイではこれらの要素を十分に楽しむことは難しいでしょう。とはいえ、ソロダンジョンなどもあり、ソロに対しても十分に楽しめるように、工夫されています。
放置要素はあるか?
現時点で、放置プレイが可能なコンテンツはありません。何も操作していないと自動ログアウトもしてしまいますので、今後も期待できないでしょう。
やりこみ要素はあるか?
『スローン・アンド・リバティ』には、大規模なPvPや攻城戦、ギルドコンテンツ、武器の組み合わせによる多彩な戦闘スタイル、図鑑収集など、やりこみ要素が豊富に用意されています。まだまだ始まったばかりですので、今後もやり込み要素は増えていくことが予想されます。
スローン・アンド・リバティのグッドポイント
グッドポイント1:広大で美しいオープンワールド


『スローン・アンド・リバティ』から引用
『スローン・アンド・リバティ』のグラフィックスは非常に優れており、その美しさには驚かされます。実際のゲーム画面では、細部まで精緻に描写されており、まるで現実世界のような没入感を感じることができます。特に印象的だったのは、左側の撮影時に雨が降っていたシーンで、カメラ視点を意識させるように、画面にぽつぽつと水滴が付いていく様子がしっかりと描かれていた点です。この細かな表現がゲーム世界のリアルさを引き立てており、非常に感動しました。
グッドポイント2:自由度の高いキャラクターカスタマイズ

『スローン・アンド・リバティ』では、職業の概念がなく、装備する武器によってキャラクターの役割が変化するシステムを採用しています。そのため、キャラクターカスタマイズの際に特定の職業に縛られることなく、自由なプレイスタイルを楽しめます。
さらに、本作では写真からキャラクターを生成する独自のシステムを搭載しており、他のMMORPGとは異なる方法でキャラクターを作成できます。細部まで調整が可能なため、自分の理想に近いキャラクターを作ることができます。
グッドポイント3:ストーリーが日本語でフルボイス対応
グローバルで展開するMMORPGは、英語のみフルボイス対応していることが多いです。しかし、本作は日本語でもフルボイスに対応しており、ストーリーやキャラクターのセリフをより深く楽しむことができます。そのため、物語への没入感が高まり、より感情移入しやすくなっています。
グッドポイント4:コントローラーに完全対応
PCゲームでは、キーボードとマウスのみ対応しているタイトルも多くありますが、本作はキーボード&マウスだけでなく、コントローラーにも完全対応しています。操作感は異なるものの、自分のプレイスタイルに合わせて自由に選べるのは大きな魅力です。どちらの操作方法でも快適に遊べるよう設計されているため、幅広いプレイヤーが楽しめます。
また、ゲーミングデバイスを持っている方は、パソコンのプレイでコントローラー操作に慣れておくことで、ゲーミングデバイスでも同様の操作でプレイできるのは、大きなメリットといえるでしょう。
スローン・アンド・リバティのバッドポイント
バッドポイント1:一部コンテンツのソロプレイ制限
本作では、ダンジョン、ギルドレイドや攻城戦などの主要コンテンツがパーティーやギルドへの参加を前提として設計されています。そのため、完全なソロプレイヤーにとっては、これらの大規模なコンテンツを十分に楽しむことが難しくなっています。特に、高報酬が得られるコンテンツの多くがパーティを必要とする協力プレイを前提としているため、ソロ専のプレイヤーにとっては不利な場面が多くなりがちです。ギルドに所属せずにプレイを続けると、一部の強力な装備や報酬を獲得する機会が限られてしまう点は、人によっては大きなデメリットに感じるでしょう。とはいえ、日本人ギルドは多数存在していますので、ギルド加入をして、その中で一緒を行くことをおすすめします。
バッドポイント2:グローバル版であり、チャットでは英語が飛び交う
本作はグローバルサーバーで運営されているため、ゲーム内チャットでは英語が中心となっています。特に、ワールドチャットやパーティ募集などの場面では、英語でのやり取りが基本となるため、日本語のみでプレイしたい方にはハードルが高く感じるかもしれません。
ギルドによっては日本人プレイヤーが集まるコミュニティもありますが、全体的には英語が主体となるため、海外プレイヤーとのコミュニケーションが求められる場面も多くなります。言語の壁を感じる方にとっては、少し遊びにくいと感じることがあるでしょう。
バッドポイント3:始まったばかりのためコンテンツが不足気味
本作はリリースされてからまだ日が浅いため、エンドコンテンツのボリュームが十分とは言えません。特に、MMORPGのヘビーユーザーにとっては、数か月もあれば用意されているコンテンツを遊び尽くしてしまう可能性があります。また、大型アップデートの頻度もそこまで高くなく、リリース後にいくつかのアップデートが行われたものの、エンドコンテンツの追加ペースはやや遅めに感じられます。新しいダンジョンやレイドボスなど、継続的にプレイヤーを引きつける要素が今後どれだけ充実するかが、本作の今後の評価を左右するポイントとなりそうです。
どんな人にオススメ?
キャラクターレベルではなく武器レベルを重視できる方
本作では、キャラクターレベルはほぼ飾りであり、戦闘力を左右するのは装備のレベルです。そのため、武器や装備の強化に抵抗がない方に向いています。例えば、『FF14』のように装備強化が重要なゲームが好きな方には、ストーリーの深みは異なるものの、システム面で楽しめる作品です。
1キャラ完結でプレイしたい方
『スロリバ』では、1つのキャラクターを育て続けるスタイルが可能です。多くのMMORPGでは、異なるキャラクターを育成したり、スキルの違いによって育て直しが必要になることがありますが、本作は武器種の変更のみでプレイスタイルを変えられます。1キャラで完結する点を重視する方には特におすすめです。
クロスプレイ対応のゲームを探している方
本作はPC、PS5、XBOXの3つのプラットフォームでプレイ可能で、クロスプレイにも対応しています。また、コントローラー完全対応なので、PCで慣れておけば、ゲーミングデバイスを使って快適にプレイできます。Wi-Fi環境さえ整っていれば、どこでも気軽にプレイできるのも魅力です。
まとめ
『スローン・アンド・リバティ』は、美麗なオープンワールドや自由度の高いキャラクターカスタマイズなど、多くの魅力を持つMMORPGです。特に、職業の概念がなく、武器の組み合わせでプレイスタイルを決められる点や、日本語フルボイス対応による没入感の高さは、本作ならではの特徴といえるでしょう。
一方で、ギルドコンテンツが充実している反面、ソロプレイヤーにとっては制限が多い点や、グローバルサーバーの影響で英語の使用が前提となる場面がある点には注意が必要です。また、リリース直後のためコンテンツ不足を感じるプレイヤーもいるかもしれません。
今後のアップデート次第では、より充実したエンドコンテンツが追加され、さらに楽しめるゲームへと進化する可能性があります。PvPやギルド戦を楽しみたい方、自由度の高いキャラメイクに興味がある方には、特におすすめできるタイトルです。自分のプレイスタイルに合った楽しみ方を見つけながら、本作の世界を存分に堪能してみてはいかがでしょうか?